PSYCHO-PASS2 第8話「巫女の懐胎<AA>」
霜月の最期。
いや、死んでないけど実にインガオホー。スカッとした。
鹿矛囲は、飛行機事故で死んだ者たちの体を移植されて出来ている。結果、機械的には無数の死体が集まっているようにしか見えない。シビュラの監視システムに見つからないのはこれが理由だ。うん、そこまでは前回の臓器移植の話とも繋がってくるし、よしとしよう。ただな、それで誤魔化せるのは一般のシステムであってドミネーターが反応さえしないのは相変わらず全く説明出来てないぞ。
ドミネーターは相手が人間であるかどうかなど全く関係無く、社会秩序に対して脅威であるかどうかを判断する。嘘じゃない。今までドミネーターは、
・脳以外ほぼ全身を機械に置き換えた老人、泉宮司豊久
・そもそも機械の塊である各種ドローン
・明らかに外国人である、チェ・グソン
などを消し去っている。ドミネーターにとって外見的にであれ内面的にであれ人間に見えないなんてことは全く通じない。しかも、前作と本作とは似て非なる別の世界だからみたいなせこい誤魔化しを使おうにも、本作の中に大量に軍事用ドローンと戦うエピソードなんてのもあるんだからなお一層言い訳の余地がなくなっている。ちゃんとここのところ考えてあるんだろうな、おい。
まぁ、この点については意図的に隠している、追々明かされる点なのかもしれないし、おいておこう。それよりも、飛行機事故の被害者の成長を想定してみたら今まで見かけた人物が次々現れた事実を、それは全て鹿矛囲の変装だと朱が捉えたこと。その理屈はおかしい。時に公安にも出入りするセラピストで、時に薬剤師で、時に港で働いていたというのか。確かに同時に出てきたことは無かったが明らかに物理的におかしいだろ。協力者の存在をなぜ無視できる。
鹿矛囲がこのような状態になった手術、その技術を遡っていくと東金財団に行き当たる。財団はそういった特殊な特許を幾つももっており、トップは執行官東金朔夜の母親、などの重要そうな情報を探るのに成功した、と思われた霜月だったが、それらの幾つかは上層部が仕掛けたトラップだったのだ。他人(朱)を陥れることばかり考えていた彼女が、もっと大きなものの仕掛けた罠に嵌り破滅を迎えるとは、まさにインガオホー。そのまま息の根を止めてくれれば最高だったが、シビュラはさすがにそこまであからさまな行為は出来ないか。
東金は局長のことを「母さん」と呼んだ。局長が以前「この件の担当者は私」みたいなことを言っていた場面から考えても、東金母はシビュラシステム中枢構成員の一人であり、鹿矛囲絡みの案件ではずっと彼女が相手をしていたと考えるべきであろう。ネタ自体は納得させつつ大いに驚かされたけど、東金の母親とか、財団の詳細とかに触れられたのが今回からなので唐突というか詰め込み過ぎた感がある。こちらとしても考える余裕が欲しかった。
東金はシビュラ中枢の方針を理解した上でそれに協力するように動いているように、少なくとも今回の範囲では、見える。過去最高の犯罪係数を出しながら生きて執行官をやっているのも、そういう背景があるというのなら合点が行く。そう単純な話ではないかもしれないがシステムそのものと何らかの協調関係にあるのはほぼ確実だ。つまり、おそらく根本で朱とは相容れまい。優秀な部下に見えて、実際仕事が優秀ではあるのだが、腹の中は分からない。以前抱いたそんなイメージに反さず、良い味出している。前作からの設定にも矛盾は無いし、やはり鹿矛囲なんぞよりこちらの方が遥かに魅力的な敵だ。
いや、死んでないけど実にインガオホー。スカッとした。
鹿矛囲は、飛行機事故で死んだ者たちの体を移植されて出来ている。結果、機械的には無数の死体が集まっているようにしか見えない。シビュラの監視システムに見つからないのはこれが理由だ。うん、そこまでは前回の臓器移植の話とも繋がってくるし、よしとしよう。ただな、それで誤魔化せるのは一般のシステムであってドミネーターが反応さえしないのは相変わらず全く説明出来てないぞ。
ドミネーターは相手が人間であるかどうかなど全く関係無く、社会秩序に対して脅威であるかどうかを判断する。嘘じゃない。今までドミネーターは、
・脳以外ほぼ全身を機械に置き換えた老人、泉宮司豊久
・そもそも機械の塊である各種ドローン
・明らかに外国人である、チェ・グソン
などを消し去っている。ドミネーターにとって外見的にであれ内面的にであれ人間に見えないなんてことは全く通じない。しかも、前作と本作とは似て非なる別の世界だからみたいなせこい誤魔化しを使おうにも、本作の中に大量に軍事用ドローンと戦うエピソードなんてのもあるんだからなお一層言い訳の余地がなくなっている。ちゃんとここのところ考えてあるんだろうな、おい。
まぁ、この点については意図的に隠している、追々明かされる点なのかもしれないし、おいておこう。それよりも、飛行機事故の被害者の成長を想定してみたら今まで見かけた人物が次々現れた事実を、それは全て鹿矛囲の変装だと朱が捉えたこと。その理屈はおかしい。時に公安にも出入りするセラピストで、時に薬剤師で、時に港で働いていたというのか。確かに同時に出てきたことは無かったが明らかに物理的におかしいだろ。協力者の存在をなぜ無視できる。
鹿矛囲がこのような状態になった手術、その技術を遡っていくと東金財団に行き当たる。財団はそういった特殊な特許を幾つももっており、トップは執行官東金朔夜の母親、などの重要そうな情報を探るのに成功した、と思われた霜月だったが、それらの幾つかは上層部が仕掛けたトラップだったのだ。他人(朱)を陥れることばかり考えていた彼女が、もっと大きなものの仕掛けた罠に嵌り破滅を迎えるとは、まさにインガオホー。そのまま息の根を止めてくれれば最高だったが、シビュラはさすがにそこまであからさまな行為は出来ないか。
東金は局長のことを「母さん」と呼んだ。局長が以前「この件の担当者は私」みたいなことを言っていた場面から考えても、東金母はシビュラシステム中枢構成員の一人であり、鹿矛囲絡みの案件ではずっと彼女が相手をしていたと考えるべきであろう。ネタ自体は納得させつつ大いに驚かされたけど、東金の母親とか、財団の詳細とかに触れられたのが今回からなので唐突というか詰め込み過ぎた感がある。こちらとしても考える余裕が欲しかった。
東金はシビュラ中枢の方針を理解した上でそれに協力するように動いているように、少なくとも今回の範囲では、見える。過去最高の犯罪係数を出しながら生きて執行官をやっているのも、そういう背景があるというのなら合点が行く。そう単純な話ではないかもしれないがシステムそのものと何らかの協調関係にあるのはほぼ確実だ。つまり、おそらく根本で朱とは相容れまい。優秀な部下に見えて、実際仕事が優秀ではあるのだが、腹の中は分からない。以前抱いたそんなイメージに反さず、良い味出している。前作からの設定にも矛盾は無いし、やはり鹿矛囲なんぞよりこちらの方が遥かに魅力的な敵だ。
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PSYCHO-PASS サイコパス2 第8話「巫女の懐胎<AA>」
第8話「巫女の懐胎<AA>」
鹿矛囲の確認作業は終了。
目的に向かって動き出した鹿矛囲は枡嵜医師に自分を語らせる。
失う物のない強みなのか、自分を知って欲しいという思いからなのか、包み隠さず話したようですね。
PSYCHO-PASS 2 第8話「巫女の懐胎<AA>」
「霜月監視官、あなたに世界の秘密を教えてあげる」
特許技術を持つ東金財団を調べていた美佳が辿り着いたのは――
鹿矛囲の秘密、そして禾生局長と東金さんの関係
【第8話 あらすじ】
鹿矛囲桐斗とは何者なのか――。鹿矛囲は過去に死んだ人間の成長ホロを駆使してあらゆるところに潜んでいた。朱たちはそこに綿密な計画性を感じ取る。一方、美佳は製薬会社を経営する東金財団を調査し、鹿矛囲...
あっていいのかしら/Gのレコンギスタ10話他2014/11/29感想
<記事内アンカー>
ガンダム Gのレコンギスタ 第10話「テリトリィ脱出」
PSYCHO-PASS サイコパス 2 第8話「巫女の懐胎」
携帯のEvernoteの調子が不調。ブログ原稿をこれで書いたりするのですが、書いたものが保存されないとかどういうことかと。特定のノートだけのようだけど、原稿用のノートを再作成しても発症したし……再インストールしてみて直った、か?
【アニメ感想】PSYCHO-PASSⅡ サイコパス 8話
失われたサイコパスを求めて
前回の感想
うーん、かむいの存在が人じゃないよっていうベクトルになったけれど、だからどうしたのっていうね。
結局個人であることには変わりないし、彼の個人の能力も想定範囲っぽい感じはするけれど、
きちんとしたパラメータがないんだよねぇ。
槇島みたいに作業分担というか、何かあったときように自分を鍛えているみたいな風でもないし、
薬品の研究をして...