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PSYCHO-PASS2 第4話「ヨブの救済」

カムイの恐るべき計画。

恐ろしく穴だらけの計画。


青柳監視官が踏み込んだ場はカムイの仕組んだ罠であった。これはドミネーターで監視官を殺せるかどうかを試す恐るべき計画だったのだ、ということらしいがハッキリ言って馬鹿みたいな計画ですね。監視官を一人にするところも計画の一貫だと朱は捉えていたようだが、青柳が一人で来る保証なんて無いだろ。複数で来れば犯人はアッサリ退けられていただろう。そうでなくてもここに来た人の喧嘩が強ければ負けていた可能性はあり得る。そういった一切合財を無視したとしても、青柳にドミネーターが当たるタイミングが都合良過ぎ。他の展開は十分あり得た。とまぁ、目的を遂げずに犯人だけ倒される可能性がわりとあって穴だらけだ。これが予定通りというのなら話の都合がひど過ぎる。

事件の構造も不自然だ。建物の中を完全なオフラインにしたと言っているのになぜエリアストレスが急速に上がっていることが分かり、内部の人間はドミネーターを使えるのか。結局、終わってから冷静になると建物そのものが死んでるほどの状態になった意味が特に無い。物理的に入り口を閉じただけで十分である。


そして、今回極め付きのつっこみどころがオチの元人質虐殺。私が『PSYCHO-PASS』を高く買っている理由はシビュラシステムの完成度だった。それは最大多数の最大幸福を目指すシステムとしてかなり良くできている。就職サポートは、それは到底なれないだろう、それは向いているからなっても良いだろうという線引きが可視化されるだけであって、究極的にはある程度本人の自由だ。犯罪の判定は、明らかに犯罪を行っているにもかかわらず裁かれない特異体質はいるが、全く無辜の民が罪を押し付けられて消される、なんて設定を聞いただけだと誰もが考える陳腐なネタは実は無い。局長が直接攻撃を行った幾つかのケースが例外だが、それこそ特殊な話だ。

いずれにせよ、シビュラシステムは人の安定した生活を目指し、それを実現しているのは確かなのだ。だからこそ、シビュラシステムを壊すというのは倒されるべき敵の寝言に過ぎず、朱は全ての真相を知って苛立たしいものを覚えつつもシステムを壊さずに終わるのだ。それがとても好ましいと思っていた。

それが何だ、あれは。極限状態に置かれてストレスが過剰に掛かっただけの人質たちが全員犯罪係数300越えで殺されたって、ふざけているのか。ドミネーターが殺すようになる300以上は明らかに有害な輩だけだろ。連中は錯乱状態にあったが、他人に害を及ぼすような事件を即座に起こすものではなかった。一部にはそういうのもいたかもしれないが全員ということはありえない。基本的に大事件から逃げようとしていただけだ。

この状況に合理的な裏をつけるとするならば、局長はなぜかユーストレス欠乏症への言及を根拠に動いたようなので、アレが本当に口止めをせねばならない重大な発言だったという可能性が考えられる。現場にいた無関係の者全員の犯罪係数を高いことにして、合法的に消したのだ。ただ、段取りが悪い感は否めないし、何れにせよ、普通に暮らしているだけの市民が、本人とは何の関係も無いところで罪を押し付けられて消されることになるというのが気に食わん。まるっきり陳腐な管理社会型ディストピアものの展開ではないか。繰り返すが、そういうところが無いのが私が前作を気に入っていたところの一つなのだ。


カムイは巧妙に隠れて動き、かかわったドローンの記録も改竄できる。さすがに見つからない理由としてこれはミスリードだよな。ミスリードだと言ってくれ。

これでは局長が知らない筈無い。シビュラシステムの構造を常識的に考えるのなら、単純な監視カメラからドミネーター或いは局長まであらゆるシステムの端末たちが集めた情報が中枢に向い、それに対して中枢が相応しい反応を返している、といったところだろう。端末の情報をどんなに巧妙に改竄出来たとしても、ある時点までは記録があったがそれ以降全ての記録が無くなったという観測がされる筈だ。中枢と直に通じている局長がそれを知らない筈が無い。と同時に、事態の全容を掴めるのは自分たちの特権であることを局長は理解しているだろうから、ありえない犯行の話を聞いて語った者の正気を疑うというリアクションをするのも不自然。二重の意味で局長の行動がおかしくなる。

もっと単純に、第1話のラストシーンでどうしてもドミネーターで撃てなかった、標的が滑ってしまったという現象の説明が付かないというのもある。あの時点ではカムイにはあの場で手に入れた人質以外特に対策があったわけではなく、何より良く出来たホロの偽装を解いていたにもかかわらず、ドミネーターが効かなかった。やはり、あの顔自体が良く出来たホロであるとか、免罪体質とは別種の特異体質であるとか、何でも良いが何らかの仕掛けがあるとしか思えない。
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