仮面ライダー鎧武 第46話「運命の勝者」
紘汰の冴えないやり方。
らしいと言えばらしいのかねぇ。
戒斗を倒して黄金の果実を手に入れた紘汰が舞と共にインベスたちを宇宙の彼方に連れて行った。これにて人類の危機は去った。少なからぬ犠牲を被りつつも当面の敵を倒し、当初の平穏が取り戻されたと言うと『PSYCHO-PASS』最終回にも通じるものがあるが、受ける印象はいささか違う。去って行った紘汰や何名かの死人など損害を被った者と、大した損害も無く平和を享受している者とでばらつきが大きすぎる。どう受け取れば良いのか悩む結末だ。
まぁ、戒斗との決着までは良かった。前回アレだけいたインベス軍団がいきなりいなくなっているが、きっと画面に映っていないところで死んだのだろう。さておき。戒斗が紘汰の強さを認めて穏やかに死ぬのが良いですね。強さをこそ至上の価値とする戒斗がそう言うということは、相手の価値を認めるということ。最大のライバルでありついには自分を打ち倒した者が認めるに値する強さで、彼は満足だったのであろう。
紘汰も紘汰で、戒斗の理想は正しかった、ただ方法が間違っていただけだ、と言う。それは納得行くところであろう。弱者に優しい世界は目指すべきだし、そのために現生人類を皆殺しにするという手段は明らかに狂っている。かくして戒斗は紘汰を認め、紘汰は戒斗を認める。一方が死ぬところまで行ってようやく両者は分かり合うことが出来たのだ。
と、ここら辺までは綺麗なんですけどね。その後のサガラとのやり取りを経て宇宙の果てまで行ってしまう結末は、サガラ≒ヘルヘイムが大して痛い目を見てないことがなんか納得行かない。以前サガラの言っていた言葉を信じるなら、宇宙の果てに捨てたところでどうせ次の被害者を見つけるんだろうと思える。というか実際に新たな黄金の果実が実り、サガラが次の生物を狙う発言をしながらフェードアウトするわけで。地球人類が救われただけで全く根本的解決になっていない。
どうも、サガラ≒ヘルヘイムには擁護する気が起きない。あいつ、人類の進化、発展は彼なくしてはあり得なかったみたいなことも、社会の秩序にはそれが無くしては成り立たないみたいなこともない。生物進化を促すと言う目的は効果が疑わしく、ただただ単純に人々の暮らしを無茶苦茶にしたようにしか見えない。これで終わりではインガオホーが足りない。
呉島兄弟の復活劇は強引過ぎるけど、まぁ、ありかな。紘汰がアレだけ大口叩いておいて、強くて優しい人その筆頭みたいな貴虎が報われないままではいかになんでも虚しい。今度こそ幸福を掴んで欲しいものだ。
物凄く終わってそうな流れだけど、まだ次があるのかよ。蛇足になる気しかしないが。
らしいと言えばらしいのかねぇ。
戒斗を倒して黄金の果実を手に入れた紘汰が舞と共にインベスたちを宇宙の彼方に連れて行った。これにて人類の危機は去った。少なからぬ犠牲を被りつつも当面の敵を倒し、当初の平穏が取り戻されたと言うと『PSYCHO-PASS』最終回にも通じるものがあるが、受ける印象はいささか違う。去って行った紘汰や何名かの死人など損害を被った者と、大した損害も無く平和を享受している者とでばらつきが大きすぎる。どう受け取れば良いのか悩む結末だ。
まぁ、戒斗との決着までは良かった。前回アレだけいたインベス軍団がいきなりいなくなっているが、きっと画面に映っていないところで死んだのだろう。さておき。戒斗が紘汰の強さを認めて穏やかに死ぬのが良いですね。強さをこそ至上の価値とする戒斗がそう言うということは、相手の価値を認めるということ。最大のライバルでありついには自分を打ち倒した者が認めるに値する強さで、彼は満足だったのであろう。
紘汰も紘汰で、戒斗の理想は正しかった、ただ方法が間違っていただけだ、と言う。それは納得行くところであろう。弱者に優しい世界は目指すべきだし、そのために現生人類を皆殺しにするという手段は明らかに狂っている。かくして戒斗は紘汰を認め、紘汰は戒斗を認める。一方が死ぬところまで行ってようやく両者は分かり合うことが出来たのだ。
と、ここら辺までは綺麗なんですけどね。その後のサガラとのやり取りを経て宇宙の果てまで行ってしまう結末は、サガラ≒ヘルヘイムが大して痛い目を見てないことがなんか納得行かない。以前サガラの言っていた言葉を信じるなら、宇宙の果てに捨てたところでどうせ次の被害者を見つけるんだろうと思える。というか実際に新たな黄金の果実が実り、サガラが次の生物を狙う発言をしながらフェードアウトするわけで。地球人類が救われただけで全く根本的解決になっていない。
どうも、サガラ≒ヘルヘイムには擁護する気が起きない。あいつ、人類の進化、発展は彼なくしてはあり得なかったみたいなことも、社会の秩序にはそれが無くしては成り立たないみたいなこともない。生物進化を促すと言う目的は効果が疑わしく、ただただ単純に人々の暮らしを無茶苦茶にしたようにしか見えない。これで終わりではインガオホーが足りない。
呉島兄弟の復活劇は強引過ぎるけど、まぁ、ありかな。紘汰がアレだけ大口叩いておいて、強くて優しい人その筆頭みたいな貴虎が報われないままではいかになんでも虚しい。今度こそ幸福を掴んで欲しいものだ。
物凄く終わってそうな流れだけど、まだ次があるのかよ。蛇足になる気しかしないが。
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仮面ライダー鎧武 第46話「運命の勝者」
第46話「運命の勝者」
弱い者に痛みしか与えない世界で強くなるしか道はなかった。
この世界に絶望した戒斗には世界を作り変えるしか道はなかったのかな?
守りたいもののために諦めないと誓った紘汰との攻防。
極さんフルボッコやないですかぁ~
今日の仮面ライダー鎧武 第46話
「運命の勝者」
黄金の果実を手にするため、紘汰と戒斗の一騎打ち。
その様子を舞はあり得た世界で未来が決定するのを見届けるしかない。
戒斗は弱いものに痛みしか与えない世界、だから自分は強さを求めそういった世界を滅ぼす力に手が届くと紘汰を倒しにかかり、紘汰は今ある世界をリセットしようとする戒斗の野望を止めるため、今ある世界を守るために戦います。
紘汰は極アームズに変身し戦...
仮面ライダー鎧武 第46話
仮面ライダー鎧武 第46話 「運命の勝者」。彼らは追い出されるのではなく自分で出ていきましたとさ。既得権益に食い込もうとするとはじき出される現在社会の縮図のようでございますな(爆)
続きは読みたい方だけどうぞ。
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葛葉紘汰が金髪になって吃驚しましたよ。コスプレっぽい恰好だった。正直に言えば、ダサいと感じてしまいました。ヘルヘイムの森を別惑星へ移すことで、地球を救ったのですか。生命が栄えてないゆえに、迷惑はかからないと。まどマギのごとく、自己犠牲での救済というわけですね。いかにも、虚淵さんらしかった...
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仮面ライダー鎧武第46話 「運命の勝者」 紘汰VS戒斗 運命の最終決戦!極アームズVSロード・バロン戒斗が優勢の中、最終的に勝利したのは紘汰バロンの剣をへし折り、その折れた剣の刃先で腹部を貫いた 必殺技で華麗に倒すのよりこっちの方が生々しいな(笑) 最後は紘汰の強さを認め力尽きた戒斗 戦いが終わった事で未来が定まり、戻って来た舞勝者である紘汰に黄金の果...
仮面ライダー鎧武 第46話「運命の勝者」
仮面ライダー鎧武の第46話を見ました。
第46話 運命の勝者
弱さに痛みしか与えず、強くなるしかなかった今の世界を滅ぼそうとする戒斗と今の世界を守ろうとする紘汰は黄金の果実を舞から手に入れるべく、激しくぶつかり合う。
互角の勝負を繰り広げる紘汰は戒斗の強烈な一撃をまともに浴びて止めを刺されそうになるが、その一撃をがっちりと受け止めて剣をへし折ってしまう。
思わぬ紘汰の...
仮面ライダー鎧武46話「運命の勝者」感想
紘汰が強くなったのは祈りとか誓いならしい、まぁそうかな。
カイトはやり方を間違えたと言われただけで思想は否定されなかったのは良かった。
初瀬はまだ自分の死を周りに知られてないのかーまぁ言ってどうするって話ではあるかな。
紘汰の叶えたかった願いはああいうのだったのか、上手く行くのかが気になる。
序盤に変身したいと言ってた紘汰が貴虎に変身する様に言うのは良かった。
...
仮面ライダー鎧武 #46.
「運命の勝者」 失楽園。蛇に惑わされて「禁断の実」を食した二人は楽園を追い出され
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