大海原の小さな光

アンクに疑惑を向けさせるという展開が露骨すぎる。あまりにわざとらしくて逆効果である。これではかえってアンクの怪しい行動には絶対裏があると思ってしまう。これで全く裏がなかったら素直に謝りますけど。

大体、ヤミーを作った犯人が左手であることをはっきり映しておきながらアンクを疑う展開をくどくど流すってどういうつもりだよ。視聴者は答を知ってるんだからミスリードにも何にもなっていない。視聴者が既に知っている答に作中人物がいる辿りつくかを楽しむタイプのつもり?それにしたって別に面白くないけどな。


さらにそもそも疑惑の発端ヤミーが鳥属性だからってのも意味不明。お前らヤミーの属性なんて今の今まで一度として気にしたことなかっただろ。いや、もっと言えば属性なんて言葉自体が初耳だよ。ヤミーの特徴といえばカザリが寄生、メズールが巣を作って集団発生、ガメルが自分から直接作る。これだけだろ、視聴者にも作中人物にも開かれていた情報は。

アンクが鳥ってのもまるで意味不明。腕しかないアレのどこをどう見たら鳥に見えるんだよ。どことなく鳥っぽい意匠が見えるから?そういう風に見えるだけでいいならなんだって言えるぞ。メダルが全部鳥だから？カザリのメダルはネコ科の大型獣ばかりなのにヤミーは小型のネコが２回もありましたよね。

このアンクが鳥のグリードであること、グリードについて詳しいおっさんの部下であった後藤が言う分にはまだ問題ないが、そんなことを知ったシーンが全くない主人公がいきなり認めているのはあまりにも不自然。何と言うか視聴者の与り知らぬところで勝手に情報を知っていたとしか思えない。


タジャドルとオウムヤミーが炎対炎になって相性が悪いってのもサッパリ分からない話だ。確かにタジャドルは初登場の話のサブタイで炎のコンボって言ってたけど炎なんてほとんど演出効果じゃないか。必殺技には炎なんて関ほとんど関係ないぞ。