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PSYCHO-PASS 新編集版 第10話

その社会はどこから来たのか。

一体何と戦っているのかよく分からなくなってくる辺りである。


槙島の最終作戦が静かに動き出す。それを追う狡噛。その頃シビュラ中枢は朱に目をつけていた。相変わらず、怒涛の展開で気の休まるときがなく、二回で一セットという新編集版が上手く活きている。


突然であるが今回の追加部分。今回も変則的で、前半と後半との間に、本来二箇所にあるべき尺を全部使う形で入れられる。なんで、このパターンを今までにも使わなかったのか。元々二回分の内容を繋げて一時間枠一回分にしてあるだけで、それを更にぶった切って三十分枠一回分としても見られるようにしてあるわけではないんだから、本来の一回ごとに一つずつなんて割り振り方は必要ない筈なのに。

それはさておき。内容は、槙島を裁くために過去のシステムを調べる朱とそれを見かけた六合塚との会話、を朱が思い出している、というもの。主な内容である六合塚との会話部分はコミカライズ作品『監視官常守朱』(作品名に反してほぼ原作のストーリーを再現しており、スピンオフ番外編の類ではない)にあったオリジナル描写の逆輸入めいたもの。本当に完全な漫画側オリジナルの描写をアニメが取り込んだのか、アニメ側が考えてはいたが入れられなかったものを漫画が拾っていたのだが今回改めて入れる機会が生じたので使ったという逆輸入に見えるだけなのか、いずれかはよく分からないが。

いずれにせよ、六合塚の言葉はシビュラへの批判的意見で実に彼女らしいとも思えるが、作品全体としては話の的を外していていささかよろしくない。あの言い方ではまるで、他のようなあり方の社会もありえたというのに愚か者や邪な考えを持つものによって道を変えられ現在あるような暗黒社会になった、というような陰謀論を感じさせてしまう。それは違う。そういう場合もあるだろうが、そうあることを望まれて出来上がる社会というのもある。作中のシビュラシステムが統率する社会はまさにそれだ。大変な状態にある人類に秩序や幸福を齎すためにそれは生まれ、成果も確かにあり、人々はそれらを受け入れた。そういう話をしているのに安易に否定してどうする。


本編は、やはり朱がシビュラの真実を知るところが最も重要。作中でも指摘されているように、朱はシビュラシステムによって齎された成果は確かに認めており、シビュラシステムを気に食わないのは単に最近自分たちの周りで起きた様々な処遇への感情論に過ぎない。ここは実に重要だ。シビュラによる統率を管理社会型ディストピアなどとは思っていないし、個人的不快感からシビュラと敵対したりしないし、まして人類を管理から解き放つ革命家気取りにもなったりもしない。そして、このことによって物語は犯罪者の槙島、それをそれぞれ独自の理念から追う狡噛、朱、シビュラの三者からなる複雑きわまる様相を呈していく、けれど究極的に単純に言えば誰が真っ先に犯罪者を捕まえるかそれとも犯罪者が目的を遂げるかというごくありふれた捕り物になるのだった。最終戦、ここに開幕。

あぁ、槙島の最終作戦の鍵を握るハイパーオーツについてはつっこんではいけない。というか、本放送時は確かに、何だその唐突な設定は、と思うかもしれませんよ。けれども、現在は公式サイトにどうやって作中社会が出来て行ったかについて年表まで書いて示してあって、その中にハイパーオーツのことまで書いてあるんですよね。そこまでされると「アッハイ」としか言いようがない。
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