仮面ライダー鎧武 第43話「バロン、究極の変身!」
十人十色の最期。
そして、始まりの女の秘密が語られる。
紘汰と光実との戦い、決着。光実の過ちを赦すとか何とかで、攻撃をあえて受けた紘汰が倒れた。この辺、良いことを言おうとしているのは分かるんですが、残念ながら笑えてくる。どこで間違ってしまったのかって、いやいや、紘汰は最初から光実のことなんて何一つ理解出来てなかったでしょ。
さておき。いやぁ、何たる予想外。プロフェッサーではありませんが、私も光実がこの戦いを生き延びるとは全く思っていませんでしたよ。尤も、作中人物として生命活動が続いているからといって、物語の要素としてどの程度の有用性があるのかは極めて疑わしい。貴虎、紘汰、そして舞、時に彼を縛り時に彼を弄んだ者たちは次々散ってしまった。元々、色んな勢力の間で上手くやること、正確にはそう思い込むこと自体が目的になってしまっていたような、明確な芯が無い奴だ。これ以上何もすることは無いように思われる。強いて言うなら、プロフェッサーなき今サガラこそが森の意思であることを伝えられる唯一の存在になった筈だが。
二大頭が残念な人の片割れプロフェッサーは問題なく死亡。高所からの落下は鉄板の生存フラグ、だが直前の流れがどう見ても致命傷だからむしろ止めになった流れだろう。それにしても、この人は本当に頭が可愛そうなことになってしまったなぁ。この人にこそ、一体どこで間違ってしまったのか、という言葉を送らずにはいられない。
自分の才能こそが唯一価値あるものとか、研究こそが世界の真理だとか、失笑を禁じ得ない。つい前回までサガラが森の意思だということを知らず、今回黄金の果実の力で舞が動き出すと途端に何が起きたのかと無様を晒し、ロシュオ戦の直前までのんきに極の解析をしており、今回に至ってまだ「妙なロックシードを使って古いドライバーのまま強くなって」いる程度の認識しか持っていない。作品世界の謎に全く踏み込めていないのに世界の真理もくそもあるか。そういう大口はもっと世界の根本的原理を解き明かしたりや、誰も成し得なかった大発明をしたりしてから言って頂たい。
あげく、自分が作ったドライバーによらず人間以上の力を得られると怒り出すなどと、本当に人間が小さい。そりゃ、戒斗じゃなくてもつまらんプライドと言いたくもなるよ。マッドサイエンティストとして三流、悪人として小悪党、最期までそれが直らないどころか加速度的に増して行く人だった。悪い子に育っていけないのは本当に悪い大人の餌食になるからって、小悪党のあんたが言っても滑稽なだけだよ。
ゲネシスを封じられ、旧式のドライバーでは性能差がありすぎるプロフェッサーに対して戒斗はヘルヘイムの果実を食い、人間としての意識を保ったまま異形となった。おお、ここまでの前フリを活かしながら良い意味で意外性があり、何より盛り上がる展開だ。特に良いのは、この変身は誰から貰ったものでもない純粋に彼自身の力ってところだ。人から貰った道具がどんどん強力になっただけで使ってる人間まで強くなったような言い方にはどうにも違和感がある。本人の日々が反映されたようなこういうのは実に良い。
そして、プロフェッサーからいずれ滅びる運命だという呪詛の言葉を吐かれても、運命にさえ屈しない、とそう言い放つ。おそらく戒斗は本気でそう思っているだろう。その態度は本当にかっこいい。この物語の中で、今誰よりもかっこよく見える。
始まりの女、そう呼ばれた舞と同じ顔をした女性の正体。それは黄金の果実の力で未来から干渉していた舞であった。なるほど、そういうことだったのか。かつて、サガラが初めて始まりの女と舞を呼んだシーン(確かカチドキ初登場のとき)あれは舞が始まりの女であることを見破ったというシーンだったのか。言われて見ればそういう風にも見える、か。当然のように話しているから出身を同じくするような人たちなんだとばかり思ってたよ。ミステリーにおいては何でもかんでも疑って掛かるこの私をよくぞここまで騙した。賞賛に値する。
それにしても、時間の強制力は絶大だから上手い言葉を喋れないって、幾らなんでもそれは無理があり過ぎませんかね。いや、ハッキリとした狙いと自由な意思とがあったら、あんな寝言みたいな文章言わないだろうけど強引過ぎる。
そして、始まりの女の秘密が語られる。
紘汰と光実との戦い、決着。光実の過ちを赦すとか何とかで、攻撃をあえて受けた紘汰が倒れた。この辺、良いことを言おうとしているのは分かるんですが、残念ながら笑えてくる。どこで間違ってしまったのかって、いやいや、紘汰は最初から光実のことなんて何一つ理解出来てなかったでしょ。
さておき。いやぁ、何たる予想外。プロフェッサーではありませんが、私も光実がこの戦いを生き延びるとは全く思っていませんでしたよ。尤も、作中人物として生命活動が続いているからといって、物語の要素としてどの程度の有用性があるのかは極めて疑わしい。貴虎、紘汰、そして舞、時に彼を縛り時に彼を弄んだ者たちは次々散ってしまった。元々、色んな勢力の間で上手くやること、正確にはそう思い込むこと自体が目的になってしまっていたような、明確な芯が無い奴だ。これ以上何もすることは無いように思われる。強いて言うなら、プロフェッサーなき今サガラこそが森の意思であることを伝えられる唯一の存在になった筈だが。
二大頭が残念な人の片割れプロフェッサーは問題なく死亡。高所からの落下は鉄板の生存フラグ、だが直前の流れがどう見ても致命傷だからむしろ止めになった流れだろう。それにしても、この人は本当に頭が可愛そうなことになってしまったなぁ。この人にこそ、一体どこで間違ってしまったのか、という言葉を送らずにはいられない。
自分の才能こそが唯一価値あるものとか、研究こそが世界の真理だとか、失笑を禁じ得ない。つい前回までサガラが森の意思だということを知らず、今回黄金の果実の力で舞が動き出すと途端に何が起きたのかと無様を晒し、ロシュオ戦の直前までのんきに極の解析をしており、今回に至ってまだ「妙なロックシードを使って古いドライバーのまま強くなって」いる程度の認識しか持っていない。作品世界の謎に全く踏み込めていないのに世界の真理もくそもあるか。そういう大口はもっと世界の根本的原理を解き明かしたりや、誰も成し得なかった大発明をしたりしてから言って頂たい。
あげく、自分が作ったドライバーによらず人間以上の力を得られると怒り出すなどと、本当に人間が小さい。そりゃ、戒斗じゃなくてもつまらんプライドと言いたくもなるよ。マッドサイエンティストとして三流、悪人として小悪党、最期までそれが直らないどころか加速度的に増して行く人だった。悪い子に育っていけないのは本当に悪い大人の餌食になるからって、小悪党のあんたが言っても滑稽なだけだよ。
ゲネシスを封じられ、旧式のドライバーでは性能差がありすぎるプロフェッサーに対して戒斗はヘルヘイムの果実を食い、人間としての意識を保ったまま異形となった。おお、ここまでの前フリを活かしながら良い意味で意外性があり、何より盛り上がる展開だ。特に良いのは、この変身は誰から貰ったものでもない純粋に彼自身の力ってところだ。人から貰った道具がどんどん強力になっただけで使ってる人間まで強くなったような言い方にはどうにも違和感がある。本人の日々が反映されたようなこういうのは実に良い。
そして、プロフェッサーからいずれ滅びる運命だという呪詛の言葉を吐かれても、運命にさえ屈しない、とそう言い放つ。おそらく戒斗は本気でそう思っているだろう。その態度は本当にかっこいい。この物語の中で、今誰よりもかっこよく見える。
始まりの女、そう呼ばれた舞と同じ顔をした女性の正体。それは黄金の果実の力で未来から干渉していた舞であった。なるほど、そういうことだったのか。かつて、サガラが初めて始まりの女と舞を呼んだシーン(確かカチドキ初登場のとき)あれは舞が始まりの女であることを見破ったというシーンだったのか。言われて見ればそういう風にも見える、か。当然のように話しているから出身を同じくするような人たちなんだとばかり思ってたよ。ミステリーにおいては何でもかんでも疑って掛かるこの私をよくぞここまで騙した。賞賛に値する。
それにしても、時間の強制力は絶大だから上手い言葉を喋れないって、幾らなんでもそれは無理があり過ぎませんかね。いや、ハッキリとした狙いと自由な意思とがあったら、あんな寝言みたいな文章言わないだろうけど強引過ぎる。
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今日の仮面ライダー鎧武 第43話
「バロン 究極の変身!」
紘汰とミッチの一騎打ち、ヨモツヘグリロックシードのせいで命を削っているミッチに対し紘汰はなんとか使用をやめさせようとしますが、ミッチは完全に全てを失ったストーカーモードで聴く耳を持たず。
舞は夢の中でサガラに、紘汰は人間を辞め、戒斗はヘルヘイムに蝕まれ、ミッチは命と引き換えに最後の力を手に入れた所を見せられます。
全ては黄金の果実を司る舞を手に入れ...
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仮面ライダー鎧武 第43話 「バロン 究極の変身!」。仮面ライダーとは人外の物語と見つけたりということか。
続きは読みたい方だけどうぞ。
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舞を助けるためなら自分の命を投げ捨ててもいい・・・
ミッチの悲壮な覚悟を紘汰が見過ごせるはずがない。
どこで間違えたのか、どこで道を違えてしまったのかはわからない。
しかしまだやり直せるとミッチを説得する紘汰の声を受け入れられない。
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「バロン 究極の変身!」
鎧武と龍玄・黄泉 ヨモツヘグリアームズが激しく戦っていた頃、夢の中の舞(志田友美)は黄金の果実を手に入れるために戦う紘汰や戒斗らの運命を変えようと、自らが黄金の果実の力を受け入れることを決意していた。
「私、この力を引き受ける。」
−◆−
ヨモツヘグリ・ロックシードに生命力を奪われ苦しみながら戦う龍玄・黄泉。
鎧武「も...
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仮面ライダー鎧武の第43話を見ました。
第43話 バロン 究極の変身!
「こんな結末、誰も望んでなかったはずなのに…!」
「今度はお前の番だ。禁断の果実は今、お前の手の中になる。お前自身が望んだわけでもない万能の力だ。さぁ、どうする?」
「私は…」
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