大海原の小さな光

プリキュア一同まだまだ合宿先にいて、今から帰るところなのであった。色々ありすぎて結局予定をまるでこなせていなかったという言及があったところは良かった。そうですよね、前回はまともな訓練殆どしてなくてまるで合宿の意味無かったですよね。普段が一話完結で、終わると色んな話題が無かったも同然になることが多いだけに、こういう細かいところで話が続いているとおっとなる。

しかしながら、良かったのはここまでだ。今回の話はひめが誠司を意識するようになる、という前回既に済ませたような気がするネタである。まぁ、前回のひめが誠司を認める流れはギャグみたいなものだったのでなかったことにしても良いよ。ただ、今回は先に挙げた合宿が殆どこなされていないことのみならず、誠司の好きな人はめぐみであることをひめが聞きだした、ということも引き続いており散々話のネタにしているので、ここだけ都合良く無かったことになっているのはとても不自然である。


大体、根本的に色々と雑なんだよ。二人の人間が同時に小道具を忘れたり（これはまだ良い）、四人と二匹も居て全員眠ってたり、当たり機能付き自販機の当たりが何連続もしたり。何もかもが強引だ。


今回の記念企画は、ビート。あぁ、ハイハイ。元々は猫型と人間型とを使い分ける敵の幹部だったけど、途中でプリキュアになり、何故かそれ以来猫型にならなくなった。それは良いのだが、味方に最初からいた猫型妖精と旧知の仲という設定だけは一貫していたため、猫型妖精とのんびり暮らすのが夢という妙なキャラ付けになってしまった人ではないか。

セイレーン、黒川エレン、キュアビートという三種類の名を持つ。この内セイレーンは主に敵幹部だったときの名で、プリキュアになって以降の一般人としての名がエレンとなる。だが、味方の猫型妖精は一貫してセイレーンと呼び、彼女もそれを嫌がる様子は見られない。そんな本当に変な奴だった。