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アルドノア・ゼロ 第1話「火星のプリンセス」

古代、火星には文明があった。

まぁ、SFとしては定番のネタではある。


というわけで始まりました、虚淵玄が“ストーリー原案”などという曖昧なポジションで参加している作品。ポジションが曖昧であろうと虚淵玄の名を聞いただけで私には興味をそそられるものがある。ところで、ここで一つ言っておきたいことがある。ネット上のアニメオタクにはやたらと虚淵玄の芸風について重大な誤解をしているものが蔓延っている。曰く、敵だと思った人外は実は元人間だった、というオチばかり書く、と。繰り返すがこれは重大な誤解である。知識が浅く、偶々今私の話を見ているものにその辺の誤解を正しておきたいのだ。

では、始めよう。そもそも、彼がシナリオを担っていたゲーム作品を見れば明らかだ。『Phantom』『鬼哭街』『続・殺戮のジャンゴ』など人間(若干怪しいケースもあるが)同士の闘争を描くものが目立つ。また、『沙耶の唄』は全く逆のオチである。これはネタバレになりそうにも見えるが、常識的思考力、読解力があれば誰でも話を軽く聞いた時点で想像出来るので言ってしまう。人間に見えたものが化け物というオチ。

他のメディアでは、元々別作家の作品とのコラボというか別作品のスピンオフだった『Fate/Zero』はおいといても、『PSYCHO-PASS』は明らかに最初から人間対人間を打ち出している。もっと言うと警察機構対犯罪者、と。シビュラシステムは敵とは言えないからこの話題に入れるべきではない。この話題は長くなるから、別の機会にでも。

かように、敵が元は人間というオチばかり、などと言うのは都合の良い数例だけを取り出した極めて恣意的なものの見方でしかない。虚淵玄の芸風はそんなところには無い。彼の特徴は、Aという説明がつくのだと思い込んでいた現象Xについて実は全く違う真相Bがあったという逆転、平たく言うとどんでん返しにある。人外だと思った敵が実は人間、なんてある種のジャンルでそれが分かりやすく発露したものに過ぎない。


翻って本作である。そう、ここから本題に入る。かつて月に行った人類はそこで妙なものを見つけ、火星進出を可能にした。火星移住者たちは、そこで火星に独自の古代文明、その遺産があることを知り、それを持っての独立を宣言した。以来火星、地球間は緊張状態であり、実際に戦争があったりもしたが現在は休戦している。スタート時の設定を雑に言うと、たぶん、大体こんな感じ。このことは作中において教科書にも載るような、ある種常識のことである。つまり、火星人が地球人と根が同じなのは誰でも知っていることであり、隠し立てはされていない。今回のどんでん返しはそこにない。

とはいえ、虚淵玄が曖昧にとはいえかかわっている作品である。そこまでの印象を根本から揺さぶるような意外な真実が無いとはとても思えない。それはいったいどこにあるのか。楽しみであることだ。


虚淵玄といえば、皆が皆自分の幸福を追い求めて誰も幸せになれなかったり、最初に決めた道を真っ直ぐ行き過ぎたが故に自縄自縛に陥ったり、そういった類の悲喜劇も楽しみなことである。今『鎧武』がその辺絶好調。本作も既にその辺の影が見えてそう。

火星、ヴァース帝国のプリンセスが国際親善のため地球にやって来たが何者かの卑劣なテロまがいの攻撃で暗殺された。暗殺事件自体は全容が分からないからなんとも言えないが、後々どちらも収拾がつけられなくなる感がひしひしとしますね。

あと、襲われた側はちゃんと死んでおけよ。どこかの世界を暴くシステムでもあるまいに、あの流れで生きてたら本気で怒る。あ、今のは別に、世界を暴く人を許してるわけではないからな。許さないに決まってるだろ、あんな展開。


それにしても、いきなり月が壊れて無数の岩になっていたり、地球側の反撃など毛頭想定に入れていない数十個の“騎士団”など、出だしからなにやらすごいセンスが光る。SFを感じざるを得ない。そのSFセンスで是非とも、火星の古代文明などという現代ではまた荒唐無稽なホラ話になってしまったことにも面白い背景を与えて欲しいものである。一応解説をしておくと、火星の独自文明は昔は定番ネタだったんだが、いまや火星は生物が生まれられる環境ではないことが有名になってきて下火になったんです。このことに上手く説明をつけたら絶賛する。
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