ノーゲーム・ノーライフ 第6話「一手(インタレスティング)」
具象化しりとりの恐怖。
良いしりとり勝負だった。
しりとりは単純なルールや誰でも知っていることも相まって、かような物語における暴力によらない勝負事のネタとしてもしばしば用いられる。よくあるが故に出来も玉石混交だが、これはかなり良い方だった。つっこもうと思えば幾らでもつっこめる。何秒間落ちてるんだよとか、時々明らかに三十秒以上間が開いているとか。だが、そんなことはわりとどうだって良い。
言ったものが現れたり、消えたりするという以外はあくまで普通にしりとりをやっているだけだというのに大変な盛り上がりになるという構造がよろしい。チェスのときのように途中で本来のルールがどこか行ってしまうことなく、完全に当初決めたルール内で完結している。その展開にしても、巧みな人心操作で特定の言葉を言わせる、みたいな一見尤もらしいが無茶苦茶なことをあまり言っていないのに好感が持てる。
そして、人体のパーツを消したり周りに異界としか言いようの無い空間を作り出したり、最初に決めたルールに則って、そのようなことが出来ればどのようなことが起き得るかという風に話を膨らませたような展開には正しいSFを感じる。最終的に、しりとりという本来言葉しか使わない非常に小さな勝負が宇宙規模の決着まで一気にインフレするところがかなり私好みだ。一連のネタの帰結としても、大胆すぎるインフレ描写としても実に素晴らしい。
しりとりの話だけにか、言葉の使い方がつくづく上手いなぁ、と思う。結末は、ジブリールがまさしく己の“闇弱”で敗れたということなのだ、と気付いて唸らされた。サブタイも巧妙。まさか本当に、勝負の一手目が伏線になっているなんて考えもしなかった。
良いしりとり勝負だった。
しりとりは単純なルールや誰でも知っていることも相まって、かような物語における暴力によらない勝負事のネタとしてもしばしば用いられる。よくあるが故に出来も玉石混交だが、これはかなり良い方だった。つっこもうと思えば幾らでもつっこめる。何秒間落ちてるんだよとか、時々明らかに三十秒以上間が開いているとか。だが、そんなことはわりとどうだって良い。
言ったものが現れたり、消えたりするという以外はあくまで普通にしりとりをやっているだけだというのに大変な盛り上がりになるという構造がよろしい。チェスのときのように途中で本来のルールがどこか行ってしまうことなく、完全に当初決めたルール内で完結している。その展開にしても、巧みな人心操作で特定の言葉を言わせる、みたいな一見尤もらしいが無茶苦茶なことをあまり言っていないのに好感が持てる。
そして、人体のパーツを消したり周りに異界としか言いようの無い空間を作り出したり、最初に決めたルールに則って、そのようなことが出来ればどのようなことが起き得るかという風に話を膨らませたような展開には正しいSFを感じる。最終的に、しりとりという本来言葉しか使わない非常に小さな勝負が宇宙規模の決着まで一気にインフレするところがかなり私好みだ。一連のネタの帰結としても、大胆すぎるインフレ描写としても実に素晴らしい。
しりとりの話だけにか、言葉の使い方がつくづく上手いなぁ、と思う。結末は、ジブリールがまさしく己の“闇弱”で敗れたということなのだ、と気付いて唸らされた。サブタイも巧妙。まさか本当に、勝負の一手目が伏線になっているなんて考えもしなかった。
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テーマ : ノーゲーム・ノーライフ
ジャンル : アニメ・コミック
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アニメ感想 ノーゲーム・ノーライフ 第6話「一手(インタレスティング) 」
超健全空間発動!
ノーゲーム・ノーライフ 第6話「一手《インタレスティング》」 感想
かつて位階序列第6位の天翼種(フリューゲル)とのゲームに敗北し、奪われてしまった国立エルキア大図書館を取り戻すべく、空たちは図書館へと向かう。空たちを出迎えたのは、ジブリールと名乗る天翼種(フリューゲル)の少女だった。
空は異世界の知識を餌に、ジブリールにゲームを持ちかける。天翼種(フリューゲル)が行うゲームは伝統的に唯一つ。驚天動地のゲームバトルが幕を開ける!
脚本 下山健人
...
ノーゲーム・ノーライフ 第6話「一手(インタレスティング) 」 キャプ付感想
ジブリールとの対決は壮大な具象化しりとり!
その場にあるものは消え、ないものはその場に現れる…?
消してしまえば全年齢対応、その発想はなかった(笑)
かつて位階序列第6位の天翼種(フリューゲル)とのゲームに敗北し、
奪われてしまった国立エルキア大図書館を取り戻すべく、空たちは図書館へと向かう。
空たちを出迎えたのは、ジブリールと名乗る天翼種(フリューゲル)の少女だっ...
ノーゲーム・ノーライフ 第6話「一手(インタレスティング)」
賭けるものにふさわしい、持てる知力フル動員の激闘でした!
ジブリールが示した具象化しりとり勝負。
その場にない物は出現し、ある物は消滅というルールがスリリング。
大いにストーリーを盛り上げました。
あそこまで壮大になるとは。まあ初手がいきなり水爆でしたからね^^;
ジブリールのキャラが秀逸でしたね。
某有名人さんしゃべりには笑ったww
勝負の方はちょっと空と白をなめてかかっ...
ノーゲーム・ノーライフ 第06話 感想
ノーゲーム・ノーライフ
第06話 『一手《インタレスティング》』 感想
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ノーゲーム・ノーライフ 第6話
位階序列第6位の天翼種(フリューゲル)とのゲームに負けて、奪われてしまった国立エルキア大図書館を取り戻すために空(CV:松岡禎丞)と白(CV:茅野愛衣)、一日飼い犬になってしまったステフ(CV:日笠陽子)は図書館へと向かいます。
空たちを出迎えたのは、ジブリール(CV:田村ゆかり)と名乗るフリューゲルの少女でした。
喋り方が、英語と日本語を合体させたあのタレントさんの言い方とそっ...
ノーゲーム・ノーライフ 第6話「一手(インタレスティング) 」感想
図書館を巡る壮大な戦いが、今始まる!?
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