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悪魔のリドル 第6話「綺麗な花には□□がある」

『ロミオとジュリエット』風に去りぬ。

ここに来てやや変化球の展開。遥かに良いです。


今回は前回に引き続き学園祭の話。なんということでしょう。毎回話がリセットされている、とは言わないまでも一話完結性が非常に高かっただけに、話が繋がっていたことにかなりの意外性を感じます。しかし、前回の続きなら、寒河江の自爆でぶっ壊れたセットはどうしたのでしょうか。今回の途中で更に退場者が増えてさえいるのに、どうして作業が上手く進んだのでしょうか。却って疑問が増えた気がしないでもない。

さておき。実は凶悪毒殺犯エンゼルトランペットだった桐ヶ谷柩に、かつて知人を殺したエンゼルトランペットへの復讐のために黒組に来て、桐ヶ谷の正体を知らないまま友好を育んでいた生田目千足。主にこの二人の偶然と必然とが織り成すタペストリーめいた物語は見応えがあった。一発で終わらせるにはいささか惜しいぐらいだ。

一話につき一人の暗殺者が出てきて、晴を騙して殺そうとするも、兎角に阻まれ敗れる。この展開がいささかワンパターンになってきたところだったので、一度に二人も三人も一気に退場したパターン破りが心地良い。本来主役であるべき兎角と晴との影がやや薄くなったが些細なことだ。むしろもっと桐ケ谷たちに重点していた話でも別に良いぐらいだ。冷静に考えて、桐ヶ谷の毒物をことごとくかわし、生田目と見事な剣戟を繰り広げたのだから活躍としては十分である。

後の問題点といえば、桐ヶ谷にやられた剣持しえなが残念なことになった点ぐらいか。一般的作品ではあまり見かけないレベルの綺麗なかませ犬であった。あいつ、一体どういう芸風、どういう黒組に来る理由があったんでしょうね。


それにしても一度に三人退場、うち二人はおそらく物理的に死亡か。なんともサツバツとした結果ではあるが、状況に若干余裕が出来たのでここから一話一殺などということはせず、中身を濃くして欲しいものである。
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テーマ : 悪魔のリドル
ジャンル : アニメ・コミック

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