大海原の小さな光

キング戦はこの作品にしては珍しく純粋な実力勝ち。こんなことを言うのは悪いとは思うが、こういう勝負を一度見たかった。前回のクイーンだって充分こういう展開に出来たはずなのになぁ。


リナが復讐を企む理由となった過去の話だがなんというか色々と怪しい。先ず、この話を保証しているのがカルティアしかいないというのが怪しい。仮に話の内容に何一つ嘘偽りがなかったとしてもこれが全てとは限らない。というかこれが全てだった場合、リオの母の失踪が豪く下らないものだったことになるのでそこはもう一ひねり欲しい。

リナがロールルーラーの能力を持つことは視聴者には意外でもなんでもない。リナがディーラーをやっているところでの勝負はやけに疲れるとか、場を強引に従わせるとかいった描写が登場間もない頃にあったし。ただ、リオにとっては確かに意外なはずでその辺のことを描くの良いね。


カルティアの真の目的は、リナの復讐への協力。今まで出てきた部下たちはリオをリナのにふさわしい敵に育てるため。一応辻褄は合ってるけど言い訳っぽい。クイーンのときなんかは明らかに勝とうとしていたし。


色々あったが主人公に遂に黒星がついたのが好印象。これこそまさに見たいけどどうせないだろうな、と思ってた状況なので。