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ドラゴンクライシス! 第7話「狼たちの真実」

なんだ、この終わり方。


マスターの行動動機それ自体には一応同情の余地があるというような感じの描写、アイには一応それなりの情を持っていたのではと思わせる描写、こういったマスターの実はいい人だの、同情できるだのといったアピールを重ねれば兼ねるほど結果的に、人体実験で多数の被害者を出した上アイそのものを取り込もうとしたという悪人描写が不自然になる。あと、竜司達によるアイへの対応も言葉巧みな洗脳に見えてしょうがない。

だがしかし、ここでマスターに人として良いところなど一切なく、過去の事件(カーズドプレシャスの呪いを解くロスト・プレシャス云々)にもソサエティ側の都合があってなどとフォローを入れられた日には、主人公達が詳しい話を聞くこともなく悪党だと決め付けた奴が、本当にどうしようもない悪人だったというそれこそ面白みもくそもない話になるのだが。

いや、困ったね。帯に短し、たすきに長し。


あと、アイの真の親が分かったから実家に帰るってなんだそりゃ。ここまで全く人間性が描かれていない実家の人間がアイの現状を受け入れる保証は全然ないぞ。ここまで折角(私が文句つけるような不自然な流れではあるが)竜司達ならその辺大丈夫だと見せてきたのに。なんでハッピーエンドっぽく終わってるんだよ。


心を読めるロスト・プレシャスの使い方は素直に上手いと思う。少なくともそこは良かった。

ドラゴンクライシス! 第6話「狼の襲撃」

何でお前らそんなに偉そうなんだよ

目の前で明々白々に犯罪行為を行っている人物を捕まえようとしている警備員に対して「女の子警棒で殴るのは」などとぬかして取り逃がさせる竜司。正気の人間の発想ではない。

「マスターの理念に共感して」と言っているのにどんな理念なのか聞きもしない、「親さえ見捨てたのを育ててくれた」という一番の美談は華麗に無視、「学校に行っていない」は学校にも行かせず犯罪に手を染めさせているであり「自分の意思での行動」は利用されているである。何を言っても相手が悪いように変換する。

さらにローズを出して、我々はこのように普通とは違ったものも受け入れる余裕がある、と言う態度を見せる。うん、どう見てお前らが洗脳する方だ。

そもそも盗みがどうこうと仰いますがね、ロスト・プレシャスを手に入れるために犯罪まがいの真似をしているあなた方が言えた台詞か。

という訳でアイへの説得には説得力が欠片も感じられないのであった。説得力のない説得とはこれ如何に。


後、パーティー会場でテーブルの上を逃げるアイはともかくとして何故警備員までテーブルの上を追うのか。思わず、なんでやねんって思っちゃったよ。

ドラゴンクライシス! 第5話「忌まわしき覚醒」

やっぱりつかみだけでしたね。

やりたいことは分かりますけどね、と言いたいところだが残念ながら先ずそこがよく分からない。前回思った当たらないでも良いところが当たってしまった。

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ドラゴンクライシス! 第4話「海辺の美少女」

つかみだけは面白そうですね。

真実は一つだが事実は人の数だけある、と言いますか一つの物語が語る者の立場によって随分形を変えるって言う話は結構好き。

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ドラゴンクライシス! 第3話「決意の契約」

とりあえず一区切り。しかし、相変わらずありがちなことが(唐突に)起こりますね。

まぁ、話の筋がありがちなのは別に良い。問題は契約とかいうありがちな設定がいきなり出てきたり、竜司がちょっと言われただけでいきなり立ち直って「ローズを助けに行きたい」とか言い出したり、ローズに対して「お前のことが好きだ」とか言い出したり(それに対するローズの反応は元からだから別に良い)、言い出したらきりがないけどとにかく色々いきなりである。


後、ご都合主義が目に付く。例えば竜司の武器。万能すぎる。衝撃が起こって周りのものを壊したり、結界を破ったり、ちょっと触っただけでローズの首輪を壊したり。話の都合で何でも出来そうだ。ほかにも激しい銃撃戦の中を走りぬけたけど無傷であるとか、戦いの最後に死んだかと思ったけどローズが直してくれたとか。


何だかツッコミどころばかり探しているようだが、日常部分を完全に削ってローズ奪還及びオニキスとの戦いだけに話を丸々使ったという思い切った態度は素直に良いと思います。それに主人公もヒロインも戦闘能力があってどちらかだけがあまりにも強すぎるってわけじゃないのも好印象。完全に好みの話ですがね。
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