fc2ブログ

暦物語 第4話「こよみウォーター」

水面に映るもの。

今回の話は、単純に考えるのならば、戦場ヶ原の解釈に特に問題は無いように思われる。最後に神原が、映るのは自分の体で、それに見とれてしまう、というナルシストという語の由来の神話みたいなことをクドクド言い続けるというオチも、この話に特に怪異性が無い印象を増す。結果『暦』の中でも特にどうでも良い部類という気になる。

だが、果たして本当にそうなのだろうか。神原の母親にして臥煙先輩の姉、臥煙遠江は極めて謎めいた人物だ。『花』を思い出していただきたい。存在自体が不可解な印象を与える人だ。ひょっとしたら、本当に何らかの怪異現象が起こって、神原氏にその姿を見せていたのかもしれない。それが、絶対に無いとは言い切れない。深く考えだすと、神原の周りはとても怪しいのだ。


今回のエピソードは七月。会話の内容から、未だ戦場ヶ原に監禁されたことはないようで『偽物(上)』(『かれんビー』)以前であると考えられる。日付の指定は無いが、それで十分だろう。

続きを読む

テーマ : 〈物語〉シリーズ
ジャンル : アニメ・コミック

暦物語 第3話「こよみサンド」

最も怖いもの。

人はよく言う。人間にとって最も怖い相手は人間だとか、何だとか。しかしながら、この話の結論は自然現象。自然現象こそ最も怖い。よりにもよって、怪異だの、超能力めいた力だのが頻繁に出てくるシリーズでこれである。けれど、象徴的でもある。このシリーズにおいて最も強大なのは、正体を偽った怪異の前に現れる自然現象というか、物理法則というかそういうものであるくらやみなのだから。あれにはどんな強大な怪異も敵わない。この世界では間違いなく自然こそが最も強大で無慈悲なのだ。


このエピソードは六月、それ以外に日付の指定は無いが、この際細かい指定は全く必要無い。忍野が既に町を出ていることが語られている以上、『化物』終了後なのは明らかだからだ。口ぶりからすると、さほど間が空いていない可能性もある。いずれにせよ、時期や他のエピソードの繋がりはそれなりに絞られる。

続きを読む

テーマ : 〈物語〉シリーズ
ジャンル : アニメ・コミック

暦物語 第2話「こよみフラワー」

その行いは何のために。

いかなる事件、事故があったわけでもないのに、花が捧げられている。その理由は……。まさに逆転の発想というか、発想の転換。まぁ、冷静に考えると、無駄な手間を掛けているような気もするが、それは措こう。花を捧げるのは事件、事故があったから、そのような思い込みが思考を狭める。思い込みに囚われるな、というのを今回の教訓としておこう。

ところで、最初に戦場ヶ原が出ようとした道路は単純に物理的に事故が起こり易い場所であり、そのようなものがあるから何でもかんでも怪異のせいにするな、というのが今回の話題の一側面でもある。しかし、実際霊的に悪い、パワースポットの逆というのもこの世界にはあり、北白蛇神社がそれであったこと、忍野はそれを調べていたことはファンの皆さんにはもはや周知のとおりである。


今回のエピソードは五月九日、十日、ラストシーンは少し後。『猫(黒)』というかゴールデンウィークの事件は四月二十九日から五月七日にかけて、かつ四月二十九日が土曜日になるカレンダーで確定している。そして、『猫(黒)』のラストでは事件が終わった後日『ひたぎクラブ』に繋がることがほのめかされている。よって、闘病生活が終わったのが五月九日から見て昨日ということになる、のだろう。また、エピローグは少し間が空いているらしいが、それでも未だ戦場ヶ原が十万円を払っていないらしいので『するがモンキー』以前だろう。十万円を払うのは本来『するがモンキー』にある描写。

続きを読む

テーマ : 〈物語〉シリーズ
ジャンル : アニメ・コミック

暦物語 第1話「こよみストーン」

信仰について。

「怪異だから信仰されるのか――信仰されたから怪異になったのか」忍野の言葉は現実的には中々深いものがある。結論から言えば、この話の場合は信仰があったから怪異になったというような状況なのだが、大抵の場合はそんなこと明瞭には見極められない筈だ。というか、これはまさに鶏が先か卵が先かというような話だ。考え出すと途端に奥が深い。

と綺麗に終われないのが、この『物語』シリーズの世界である。信仰の対象と言えば多くは神や仏といったものであるが、しかし、このシリーズにはまさに神でありながら信仰のまるでない者というのがいる。千石のことだ。奴は自他ともに認める神になったが、別に信仰を集めて神になったわけではなく、神になった後もしばらく信者がいなかった。かつては確かに信仰があったが忘れられたとか、凋落したとかではなく、突如現れて信仰が一切無い神。そのようなものがあり得る世界。先の言葉も少し空しさがある。


このエピソードは四月十一日が主な舞台。私は、このアニメ化にあたって確かめるまできれいに忘れていたが、確かに原作の時点でそう書いてある。まぁ、こんな日付の指定が無かったとしても、四月に学校で羽川と仲睦まじく喋っている時点で『傷物』と『猫(黒)』との間なのは明らかであろう。ゴールデンウィークの事件は『つばさキャット』の回想と『猫(黒)』とで明らかに描写が異なっているところがあるので、個々の描写は全く信用出来ないが、さすがにこんなことをしている暇は無い筈である。

続きを読む

テーマ : 〈物語〉シリーズ
ジャンル : アニメ・コミック

傷物語 Ⅰ鉄血篇

『物語』シリーズ、エピソード0。

これは、文字通り始まりの物語。

続きを読む

プロフィール

11番の日記

Author:11番の日記
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
FC2カウンター
フリーエリア