大海原の小さな光

いおなが誠司の知り合いの人から恋の告白をされました。ここまで、吊り橋効果の錯覚だの、覘きが勝手に勘違いした（しかもした本人がすぐ気付いた）だの恋愛を虚仮にするような展開が相次いでいたので今回もどうせ与太話だろうと思っていたところ、今回は本当だったので驚いた。待ち望んでいた筈なのだが、なんだろう、この違和感。散々、幽霊などいない全てトリックだ、という話をした後で幽霊の実在が前提の話を聞かされたみたいだ。

さておき。恋愛話自体は大いに歓迎をするところだ。未だ恋愛経験の無い初心な少年少女という感じが実に良し。いおな自身が恋をしたのではないのと、一発ネタっぽいのとが残念なぐらいだ。後者はわりと致命的か。もっとこう、レギュラー同士で、シリーズ全体の結構な尺を割いても良いんですよ。


シャイニング（略）の力の一環として、イノセントフォームなる強化形態が唐突に登場。『プリキュア』シリーズでは、必殺技の演出ではなく、純然たる強化形態があるのは地味に珍しい。仮にあったとしても最後の方で数回出てくるだけ、といった感じになりがちだ。箱型の小道具から合体必殺技だったり、強化形態だったり、色んなネタを節操無く詰め込んでる感があるな、この作品。

ところで、今回の話はひょっとして、女性は恋をすると綺麗になる、という古典的言い回しに引っ掛けてあるのか。シャイニング（略）が化粧道具モチーフなだけに。


今回の記念企画は、ソード。まさか、お前は死んだ筈の、というのは冗談であるが声優が病だったかなんだったかで休んでいる筈なのだが。今回のアイサツは一体。事前に用意してあったのだろうか、これだけのために体調を押して来たのだろうか、はたまたもう言うほど悪くないのだろうか。真相は闇の中である。